毎年5月に入ると、恒例の自動車税の納税通知が届く。
この自動車税は排気量によって納税額が変わってくる。
空冷VWの場合、だいたい1200cc、1300cc、1500cc、1600ccというのが一般的。
1972年以降の空冷TYPE4エンジンに、1700cc、1800cc、2000ccといったやや大きめのエンジンもあるが、これは一部のTYPE2やTYPE4、ヴァナゴンなどに搭載されている。
日本の自動車税の仕組みはおかしなもので、なぜか13年を経過したガソリン車(ハイブリッド自動車を除く)・LPG車及び11年を経過したディーゼル車は、税率をおおむね15%高く重課される。
西ドイツ製のビートルはもちろん、メキシコでの最終生産も2003年7月30日なので、ゆうに20年以上は経過している。
このため、空冷ワーゲンは全てこの重課に該当するため、自動車税が割高となるのだ。
なんだか物を大事にしている者を馬鹿にしたようなこの仕組み。
毎回自動車税を支払う時期になるたびに、不愉快な気分になる。
ちなみに、我が家のビートルはSTDモデルのため1200ccのエンジンが乗っているが、通常であれば34,500円のところ、39,600円払わされる。
差額の5,100円をガソリン代に使えばドライブに出かけられるし、オイル交換の費用に充てることだってできる。
日本もエコとかSDGsとか言うのなら、まずは物を大事に扱う者が優遇されるような仕組みを作るべきだと思うのだが...。